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ストレスと歯周病

歯周病とストレスの関係

私たちは日々の生活の中で、少なからずストレスを感じています。

しかし、ストレスが歯周病にとって悪影響になることはご存知でしょうか。

ストレスを感じると肉体的にも精神的にも疲労を感じると思いますが、口の中にもさまざまな影響を及ぼします。

ストレスを感じるとどのような変化が口の中で起きて、どのような悪影響があるのかを知りましょう。

 

 

歯周病の因子

歯周病は多因子疾患と言われています。

もちろん、原因としては歯周病原因菌が挙げられますが、その他の修飾因子が多数挙げられます。

一般的に歯周病の因子は、大きく「細菌因子」「宿主因子」「環境因子」に分類されます。

細菌因子は歯周病原因菌を指します。

宿主因子とは加齢や全身疾患、歯並びなどが該当します。ストレスは環境因子に該当します。

環境因子の中には喫煙や栄養障害、肥満など食生活などが含まれます。

 

 

ストレスによる変化

ストレスは全身に影響を及ぼし、免疫系や内分泌系、代謝などに関係します。

昨今ではストレス要因による全身状態の悪化が歯周病の発症・進行に影響を与えていると考えられています。

例えば、ストレスを受けると副腎皮質からコルチゾールというホルモンが分泌されます。

コルチゾールはストレス時に分泌され血糖値を上げてエネルギーを供給し、心拍数や血圧を上昇させ、ストレスに対応するホルモンです。

一方で、コルチゾールは慢性的に過剰に分泌されると肥満や高血圧、免疫を担当するリンパ球の働きを低下させるため免疫力低下につながります。

免疫力の低下が歯周病の悪化につながります。

 

 

 

 

 

ストレスによる口腔内の変化

ストレスは全身に影響を及ぼしますが、口腔内にも影響します。

前述した全身的な免疫力低下も歯周病の悪化を誘発します。

その他にも唾液量の低下やストレスに付随した歯ぎしりや食いしばり、生活習慣の乱れがより歯周病を悪化させる可能性があります。

それぞれどのような変化があるのかを確認しましょう。

 

 

ストレスによる唾液量低下

唾液は交感神経と副交感神経のどちらが働いても分泌されます。

しかし、それぞれ唾液の性質が異なります。

交感神経が優位な場合には水分が少なくタンパク質が多いため口の中が乾いたり、ネバつく感じがします。

一方で副交感神経が優位な場合には水分が多く、タンパク質が少ないためサラサラした感じがします。

緊張したり、ストレス環境下であったりする時には交感神経が刺激され唾液の水分量が落ちます。

唾液には口腔内を洗浄し、環境を保つ重要な働きがあります。

歯周病だけでなく唾液の減少は虫歯のなりやすさも高めてしまう恐れがあります。

 

 

ストレスによる歯ぎしりや食いしばり

ストレスを感じやすい時には歯ぎしりや食いしばりをしてしまうことが多いかもしれません。

歯ぎしりのような強い力が歯に加わると、歯を支える歯周組織にも影響を及ぼします。

特に元々歯周病がある方において、そのような力が加わると、歯周病が急速に進行することがあるため注意が必要です。

歯を支える骨や繊維が壊されていくことがあるのです。

日中に歯ぎしりなどをする場合には意識的に止めることができるかもしれません、しかし、夜間寝ている間に行っている場合には無意識で行っていることになるので、対策が必要になると思われます。

 

 

ストレスによる生活習慣の乱れ

ストレスによる生活習慣の乱れは全身にも影響します。

暴飲暴食、不眠などは体の免疫系に悪影響を及ぼします。

食生活の乱れによる栄養の偏り、喫煙や歯磨きを怠ることは、歯周病に悪影響を及ぼすことは明らかです。

特に喫煙と歯周病の関係は論文等でもリスクが高いことが示されており、喫煙者における歯周病治療は治療効果が低くなることも示唆されています。

ストレスで喫煙をしたくなるかもしれませんが、口の中の環境は非常に悪くなることを知っておきましょう。

 

 

 

 

ストレスによる歯周病悪化を防ぐには

ストレスによる歯周病の悪化はいくつかの原因によって起こります。

前述のような歯ぎしり、食いしばりでは歯科医院においてマウスピースを作成することが対策となります。

夜間に使用するのが一般的で、健康保険内で治療が可能です。

また日中にも、歯と歯が常に接触していないことにも注意を払いましょう。

私たちは普段何もしていなければ歯と歯は接触しません。

唇を閉じた状態で歯と歯の間には1〜2ミリ程度の隙間があります。

この状態が正常です。

普段何気ない時に歯が接触してしまう場合には意識して離すようにしましょう。

その他に口が乾く時や緊張する時にはキシリトール入りのガムを噛むことも対策の一つです。

キシリトールは糖アルコールに含まれ、少し甘みを感じますが虫歯の原因菌に酸を作らせることがありません。

ガムを噛むことにより唾液の分泌が促され、ストレス状態から少しリラックスする状態にすることができます。

 

 

 

 

まとめ

ストレスが歯周病に与える影響と、ストレス管理の重要性について確認してきました。

ストレスは意外にも歯周病にも関係することがわかります。

ストレスによって生活習慣の変化や食いしばりなどの癖の出現などが考えられ、その結果歯周病を悪化させることがあります。

まずは、健康でいられるように規則正しい生活を心がけて、食生活や生活習慣を見直しましょう。

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