歯周病の治療後の再発予防策
歯周病の治療が終わった方は再発しないようにどのようにするかが重要です。
歯周病はその重篤度によって、歯茎を切るような外科治療をした経験があるかもしれません。
残念ながら歯周病は治療によって一度安定しても再発することがあります。
せっかく治療しても無駄になってしまわないように注意しましょう。
再発しないようにどのようなことに注意をすべきか、どうするべきかを確認していきましょう。
定期的なメインテナンスの重要性
歯周病治療においてメインテナンスの重要性は説明を受けたことがあるかもしれません。
歯周病は進行しなければ症状が出ることがほとんどないことが多い疾患です。
したがって、自分では気がつかない間にその兆候が出ることがあります。
定期的な検診により、歯周組織と呼ばれるセメント質、歯根膜、歯肉、歯槽骨に異常や炎症所見がないかを確認してもらうことが特に重要です。
メインテナンスでは歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の境の溝の深さに変化がないか、プラークと呼ばれる汚れが停滞していないか、歯茎からの出血がないかなどを確認します。
状況に応じてレントゲン写真を撮影し、骨の吸収程度に変わりがないかを治療前後と比較することもあります。
歯周病は生活習慣病の一つ
歯周病は遺伝や細菌に由来するプラーク、生活習慣が大きく関わる疾患です。
また、歯周病は生活習慣病の一つとして考えられています。
お口の中の病気ではありますが、全身的な疾患や体の不調によっても左右されやすい疾患です。
したがって、お口の中の改善はもちろん、全身の健康状態を整えることも重要です。
自分の免疫力が下がっている場合には歯周病も悪化しやすいです。
免疫力を下げないようにすることも歯周病の再発予防につながります。
歯周病の再発予防策 全身的な観点
前述のように歯周病は生活習慣病であるため、全身的な不調は歯周病の悪化につながります。
生活習慣や全身疾患にも注意を払うことが必要です。
自分の免疫力を上げるようにするためには、どのようなことに気をつけるべきかを確認しましょう。
免疫力の向上
免疫力の向上にはどのようなことが大切でしょうか。
バランスの取れた食事、適度な運動、ストレスの解消、十分な睡眠が重要です。
仕事や勉学、子育てなどで忙しい方にとってはこれらを改善させることは難しいかもしれません。
しかし、自分の体のためにそれらに時間やお金をかけることが、歯周病だけでなく全身の健康に寄与します。
歯周病と関わりのあること
全身的な疾患として歯周病と特に関わりがあるのが糖尿病です。
これは相互的な関係があることが知られています。
どちらかが悪化すればもう一方も悪化しやすく、改善すれば互いに良い影響を及ぼします。
逆にどちらかが良くなれば、もう一方も良くなりやすいです。
糖尿病も歯周病も生活習慣病のため、生活習慣の見直しやそれぞれの治療が改善や予防につながります。
また、全身的な関わりと深いものとしてタバコが挙げられます。
喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病のリスクが高いことが知られており、治療においても治療効果が得られにくいことがあります。
歯周病治療を専門的に行う歯科医院の中には禁煙指導を行う医院もあります。
再発予防の観点から考えると禁煙は重要です。
歯周病の再発予防策 歯科的な観点
歯周病の再発防止の観点として口の中で大切なことは何でしょうか。
もちろん歯科医院で行うメインテナンスは重要ですが、それ以外にご自身で行うことや気をつけるべきことを確認しましょう。
歯のお手入れ
歯周病治療中にも、歯科医師や衛生士から歯磨き指導を受けた方も多いでしょう。
歯周病治療における第一歩として、適切な歯磨きは再発予防においても重要です。
治療が終わったからといって、歯磨きを疎かにしてしまうとまたプラークは定着し悪化してしまうことが予想されます。
歯ブラシによる丁寧なブラッシングに加えて、フロスや歯間ブラシの使用は継続して行うようにしましょう。
歯に刺激を与えるクセ
歯周病の直接的な原因ではありませんが、歯ぎしりや食いしばりなどの強い力に対しての対策は再発予防のために対策を検討することをおすすめします。
夜間の無意識の間の歯ぎしりなどは歯を支える歯周組織に過大な負担をかけてしまいます。
必要に応じて夜間に使用するマウスピースを作成することが歯周病再発防止策となることがあるので、心配な方は歯科医院で確認するようにしましょう。
歯周病の再発の予兆
歯周病の再発は自覚症状に乏しいですが、時に何かしらの形でわかることがあります。
例えば、歯磨き時の歯茎からの出血や腫れが該当します。
歯茎からの出血があった際には、基本的に歯磨きが不十分であることを意味しています。
その部位にしっかりと歯ブラシなどの清掃器具がしっかりと当たっているかを再確認しましょう。
うがい薬だけでの対応では不十分です。
口臭や歯の揺れの増加は、歯周病の再発が極めて疑われます。
これに関しては速やかにかかりつけ医に早めに確認してもらう方が無難でしょう。
まとめ
歯周病の治療後の再発予防策について確認してきました。
歯周病は再発初期には自分で気が付きにくいものです。
したがって、特にメインテナンスが重要です。
加えて普段の歯磨きの継続と食いしばりなどのその他因子に気をつけましょう。
また、歯周病は生活習慣病という側面があるため全身的な免疫力を下げない、あるいは高めるための工夫も大切です。
定期検診をしていない方や気になることを放置している方は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。






