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知覚過敏に対する新しいお薬の話

フォースデンティンは特効薬になるのか?

冷たい食べ物や飲み物で歯がキーンとしみる経験をした方は多いのではないでしょうか。

歯の知覚過敏は虫歯ではなくてもこのような症状が起きてしまうものです。

知覚過敏を改善する方法はいくつかありますが、歯科医院では薬剤を用いて知覚過敏を予防することが多いかもしれません。

今回はフォースデンティンという新しい薬剤が登場しているので紹介します。

今まで既存の薬剤を塗布してもらってもあまり有効でなかった方も一度試してみると改善が期待できるケースもあります。

 

 

知覚過敏の原因

知覚過敏は何らかの原因で歯の内部の象牙質が露出することによって起こる症状です。

例えば歯ぎしりや食いしばり、噛む力が強い方の場合は歯の表面が削れやすいです。

また不適切な歯ブラシの圧力によっても象牙質が露出することがあります。

その他に歯周病によって歯茎が下がることによっても象牙質が露出しやすくなります。

象牙質の内部には象牙細管という細い管がいくつもあり、これが歯の神経と繋がっています。

歯に冷たいものなどの刺激が加わるとこの管を通して、歯の神経に刺激が伝わり痛みとして感じます。

知覚過敏の治療にはこの象牙細管に対して刺激が加わらないようにコーティングしたり、管を封鎖したり表面の性状を変えたりして対策をします。

 

 

新しい薬 フォースデンティンの特徴

フォースデンティンは知覚過敏治療の肝となる象牙細管を封鎖するように働きます。

この方法は従来の薬剤にも同じような働きを持つものもあります。

しかし、フォースデンティンは象牙細管に入り込みやすい微粒子でできておりリン酸カルシウムを形成し、象牙質表面に付着・沈着します。

このリン酸カルシウムの形成がしみることを防ぐポイントとなります。

薬剤は繰り返し塗布することで被膜がより安定し、歯磨きでも落ちにくくなります。

治療後は基本的に30分程度待たずともすぐに飲食は可能とされており、患者さんにも負担があまりありません。

 

 

 

知覚過敏の治療方法

知覚過敏の治療方法にはいくつかの方法があります。

①薬剤塗布

②レジンなどの充填

③レーザー照射

などが一般的です。

知覚過敏の症状が強くなると息を吸うだけでもしみるような症状を呈してくることもあります。

そのような場合には中の神経が炎症を起こしている歯髄炎と呼ばれる状態に近くなるため、一般的な知覚過敏とは状況が異なります。

このような場合では神経を取る治療を選択せざるを得ないこともあります。

このような症状が出ないうちに早めに対策を取ることが大切です。

 

 

知覚過敏の治療方法 ① 薬剤塗布

薬剤塗布は最も一般的な治療方法です。

歯を削らずに薬剤を塗布する方法です。

薬剤は様々な種類があります。

フッ化物塗布や知覚過敏専用の薬剤(例:MSコート、ハイブリッドコート、シールドフォースプラス、ナノシール、サホライドなど)が挙げられます。

単に薬剤を塗るだけのものや薬剤を塗布後に光を当てるもの、塗布後にうがいをしてもらうものなどがあります。

サホライドは強い知覚過敏抑制効果がありますが、歯が黒くなる欠点があります。

フォースデンティンは薬剤塗布に該当しますが、特徴として薬を塗布する前に歯を乾燥させなくて良いということが挙げられます。

薬剤を塗布する前に歯を乾燥させようとすると知覚過敏が強い場合には、しみる症状が出てしまい患者さんは辛いです。

フォースデンティンはこの点についてメリットと言えるでしょう。

 

 

知覚過敏の治療方法 ② レジンなどの充填

充填はレジンによって欠損部分を補う治療です。

象牙質露出が強く、歯の根元がクサビのようにえぐれてしまっている場合などに行うことが多いです。

歯のえぐれてしまっている部位は薬を塗布しても形態を変えることはできません。

凹んでしまっている部位を元の形態に改善するように詰める治療を行うことによって知覚過敏症状の改善を図ります。

 

 

知覚過敏の治療方法 ③ レーザー照射

レーザーにはいくつかの種類がありますが、どれも組織の治癒に働きます。

口内炎の治療にもレーザーは使用されますが、知覚過敏の治療にも有効とされています。

患部に適切な出力と時間を当てることによって症状の改善を促します。

 

その他にも、歯周外科による歯肉の移植などでも改善を試みることもあります。

 

 

 

 

知覚過敏に対して個人が行える対策

知覚過敏は何らかの理由で象牙質が露出することによって起こります。

したがって治療をしても効果が得られにくく、再発する場合には原因が残っている可能性があります。

例えば歯ぎしりや食いしばりをする場合、歯磨きの圧力が強い場合や動かし方が大きい場合などが該当します。

知覚過敏治療を行う際にはこのような点にも注意してみましょう。

また、知覚過敏を抑制する歯磨き粉を使用することも個人でできる改善方法です。

成分として、硝酸カリウムや乳酸アルミニウムなどが含まれている場合には知覚過敏を抑制する効果が期待できます。

 

 

 

 

まとめ

今回は、知覚過敏治療に新たな選択肢として登場したフォースデンティンについてご紹介しました。

従来のものと比較して治療方法に大きな差はありませんが、効果が期待できるものです。

当院でも使用していますが、従来の薬剤に比べると概ね良好な予後が得られています。

今までの薬剤で効果が得られない場合には、フォースデンティンを取り扱っているか一度歯科医院で相談してみましょう。

また、治療方法はいくつかあるため薬剤による治療で効果が得られにくい場合には、その他の治療方法や知覚過敏を起こしやすい原因が他にないかを確認することも大切です。

知覚過敏について悩んでいる場合には一度歯科医院に相談してみるようにしましょう。

 

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