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口内炎ができたらどうする?

口内炎とは

歯茎や舌、頬の粘膜など様々な所に出ることのある口内炎は誰でも一度は経験があると思います。

口内炎は痛みのあるものや無いもの、原因もいくつかある病変です。

粘膜病変の中では頻繁に見かけるものですが、中には全身疾患との関係がある場合もあります。

口内炎ができた場合の対処法など口内炎について確認しましょう。

 

 

口内炎の原因

口内炎ができる原因はいくつか考えられています。

1、ウイルスや細菌、真菌によるもの

2、口の中の慢性的な刺激によるもの

3、全身疾患によるもの

4、ストレスや睡眠不足、栄養不足によるもの

5、原因不明のもの

大まかにこれらに分類されます。

ウイルス性の典型的なものは単純ヘルペスウイルスによるものがあります。

その他にウイルスが原因となるものには手足口病の原因ウイルスによるものもあります。

また、入れ歯や歯の詰め物、被せ物による慢性的な刺激で生じる口内炎もあります。

最も見かけるものはアフタ性口内炎と呼ばれるものです。

明らかな原因というものははっきりしていませんが、免疫力低下やストレスなどが原因の場合もあります。

個人差はありますが、よく頻発してできる方もいます。

 

 

口内炎の症状

口内炎の症状は原因などによっても異なります。

一般的に痛みを伴うことが多いですが、痛みのない場合もあります。

見た目も白く潰瘍のようになる場合や赤くただれる場合、ウイルス性の口内炎の場合には小さい水ぶくれのようになる(水疱)こともあります。

いずれにしてもこのような状態になる場合には、自身の抵抗力や免疫力が低下している場合に起こりやすいと言われています。

寝不足やアンバランスな食事、不摂生などが思い当たる場合には生活習慣から見直すようにしましょう。

 

 

 

 

 

口内炎の対処法

口内炎はその原因によって対処方法が異なります。

基本的には免疫力を上げて数日経過すると自然と消退することが多いです。

しかし、長引く場合には対処法が異なるか、違う疾患の可能性もあります。

原因別の自分でできる対処法と歯科医院で行う対処法を確認しましょう。

 

 

自分でできること

口内炎ができた場合に自分で行うべきことは、睡眠と栄養バランスの改善です。

免疫力や抵抗力の低下が口内炎ができる原因になる可能性が高いため、どの原因であっても睡眠と栄養の改善に努めましょう。

栄養面では特にビタミンB群やCが有効と言われています。

粘膜の再生や維持に寄与するため積極的に摂取しましょう。ビタミンB群やCは水溶性ビタミンのため、やや多く摂取しても尿と一緒に排泄されます。

一般的によくみられるアフタ性口内炎の場合では、睡眠などの改善により数日から1週間程度で改善できる場合が多いと思います。

もちろんお口に中を清潔に保つことも重要です。

それ以上時間がかかっても症状が改善しない場合には違う原因の可能性もあるので受診をお勧めします。

また、1週間経過しなくても口内炎の痛みが強い場合には痛みを緩和できるお薬の処方やレーザーなどによる痛みの改善も図れる場合があるので主治医に相談しましょう。

 

 

歯科医院で行うこと

口内炎はその原因によって治療方針が異なります。

ウイルス性のもので薬が効くタイプのものであれば抗ウイルス薬の処方を行います。

入れ歯や詰め物、被せ物が原因である場合には、原因となるものの形態修正や研磨、作り直しなどで対応します。

痛みが強い場合や口内炎の範囲が広い場合などには、痛みをとるためにレーザーによる蒸散と消毒や塗り薬の処方を行うことも多いです。

口の中を清潔に保てるように含嗽剤の処方をすることもあります。

 

 

 

 

口内炎と他の疾患との鑑別

口内炎は全身疾患との関連があることもあります。

例えば自己免疫疾患のベーチェット病は慢性的な再発性アフタを特徴とします。

また、自己免疫疾患がある方の場合には、口内炎ができやすい傾向があります。

口内炎と全身疾患との関係が疑われる場合には、かかりつけの医師と相談することもあります。

その他に特に注意しなくてはいけないこととして以下が挙げられます。

①口内炎が長期に渡り治らない

②口内炎の範囲が徐々に大きくなってきている

③口内炎の周囲の形が凸凹していたり出血を伴う

④他のところの比べて硬い

これらの症状がある場合には稀ですが口腔がんの可能性もあります。

あまり治らない場合には、放置することが結果的によくないこともあるため、1週間程度を目処に治らない口内炎は1度診察を受ける方が良いかもしれません。

 

 

 

 

まとめ

口内炎の対処法について確認してきました。

口内炎といっても原因はいくつかあり、原因によって対処法も異なります。

原因が明らかな場合で対応する薬がある場合にはそれを使用した方が早く治り、痛みも消えやすいと思うので受診をするようにしましょう。

一般的には口内炎ができる時には、ストレスや寝不足など体の不調や不摂生が1つの引き金になる場合があります。

体調を整えておくことがご自身でできる治療であり予防方法となります。

また口内炎は全身疾患との関連がある場合や稀ですがそれ自体が口腔がんのこともあります。

長期にわたって放置することがよくないこともあるので、気になる場合にはかかりつけの医院を受診をして確認してもらうようにしましょう。

 

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