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歯並びが悪いと口臭がする?

歯並びと口臭の関係

歯並びは見た目だけではなく、噛み合わせや口腔清掃のしやすさなどにも影響します。

歯並びが悪くなると、どうしても清掃が行き届きにくい場所が出てしまうため汚れがつきやすくなり、汚れを落とすことが困難になります。

歯並びの悪さが汚れが停滞しやすい原因となり、口臭の原因にもなりえるため可能であれば歯並びの改善は行う方が良いでしょう。

また歯の汚れだけではなく、舌の汚れも口臭治療においては大切になります。

 

 

 

歯並びが悪いことによる影響

歯並びが影響することは主に

①審美的影響

②機能的影響

③心理的影響

です。

①の審美的影響は1番わかりやすい影響で、見た目の問題です。

綺麗な歯並びは良い第一印象を与えます。逆もまた然りです。

歯の色も審美的影響に含まれますが、着色などは比較的早期に改善できる一方で、歯並びの早期改善は難しいです。

②の機能的影響は噛み合わせや顎関節、発音に関する影響です。

歯並びが悪いと適切な位置で噛むことができず、歯そのものや顎の関節に不必要な力が加わりやすくなってしまいます。

噛んだ時や口を開けた時の痛みなどの障害が起こりやすくなってしまいます。

これらに加えて発音にも影響します。舌先が歯に沿って発音する『さ行』や『た行』などの音は歯の並びが悪いと舌足らずのような発音になりやすくなります。

③の心理的影響は歯並びの悪さがコンプレックスになる場合です。

自分からも他人からも見える歯並びを気にする方は少なくありません。

これだけではありません。

歯並びの悪さは清掃不良を起こしやすく、虫歯・歯周病・口臭の原因となります。

 

 

 

 

口臭が起こる原因

口臭の原因には、歯周病に由来するものや全身疾患に由来するものなどがあります。

また舌の汚れである舌苔も原因の一つとして考えられます。

歯周病や舌苔に共通することは細菌の存在です。

歯並びの悪さ自体が口臭の直接的な原因ではないかもしれませんが、口臭を起こしやすい環境になってしまうことは想像しやすいと思います。

出っ歯や受け口などもそうですが、叢生(そうせい)といって歯並びがガタガタの場合には特に注意が必要です。

 

 

 

 

歯並びの改善をするためには

歯並びの改善は大人になってからでは、歯の矯正治療をすることで改善させる方法があります。

1本や2本の歯並びの改善の場合では、矯正ではなく被せ物などを歯に被せることにより歯の軸や形態を変えて歯並びを改善する事もあるかもしれません。

それぞれ一長一短があるため、どちらが合っているかを検討する必要があります。

 

 

矯正による歯並びの改善方法

矯正治療では全体的な歯並びの改善を行うため受け口や出っ歯、叢生などの適応範囲が広い一方で、自由診療となるため治療費がかかります。

また治療期間も長くなります。

矯正治療後は歯並びが元に戻りやすくなるため、マウスピースの装着などが必要になることが多いです。

このため年単位の治療期間になることも珍しくありません。

歯を並べるスペースを確保するためには、抜歯をする事もあります。

しかし全体的に歯並びを整えることにより、歯並びが綺麗になることも望めますが、自身の清掃のしやすさも変わります。

今まで歯並びが悪く清掃するのに時間がかかっていた方も、矯正後の歯並びでは清掃時間も短縮でき、口腔内も清潔に保ちやすくなります。

 

 

 

補綴物による歯並びの改善方法

歯並びの悪い部位1、2本を治す場合には、被せ物による治療を選択できるかもしれません。

被せ物による治療では、適応範囲は限られますが治療期間は短く済みます。

ただし、歯を削る必要があり、場合によっては歯の神経を取ることになるかもしれません。

一般的には歯を削るような治療は不可逆的な治療(後戻りできない治療)になるため、推奨されることは少ないと思われます。

しかし矯正治療を望まなかったり、短い期間で治療を終わらせたいなどの患者さんのニーズに応じて行う場合もあります。

 

 

 

 

歯並びを改善させずに口臭を予防するには

歯並びを改善させるには前述のように何かしらの治療が必要になります。

治療をせずに口臭を予防または改善するためにはどのようにすれば良いでしょうか。

口臭は細菌に由来するため、口腔清掃をきちんと行うことが肝心です。

単に歯ブラシを用いた歯磨きだけではなく、フロスや歯間ブラシ、タフトブラシ、含嗽剤などの補助的清掃道具を用いて行うことが大切になります。

どのように使用すれば良いかは、歯科医院で指導を受け清掃方法を確実に自分のものにしましょう。

 

 

 

 

まとめ

歯並びが悪いと口臭がするかについて確認してきました。

歯並びや口臭は歯科領域において気にされる患者さんが多いものです。

お話してきたように、歯周病や舌の汚れだけでなく、歯並びが悪いことにより口臭が引き起こされることもあります。

可能であれば治療をして改善する方が好ましいでしょう。

また治療においては、矯正治療が一般的とされますが、他の治療方法も適応になるかもしれません。

矯正治療を行えば、その後の口腔清掃が行いやすくなり、歯並びによる悪影響を改善させたり、口臭の改善につながる可能性もあります。

治療による改善を望まないのであれば、清掃方法はしっかりとしておかないと口臭だけでなく、虫歯や歯周病にかかりやすくなるため注意が必要です。

歯並びや口臭について確認したいことがあれば歯科医院にて確認してもらうようにしましょう。

 

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