ブログ|東武練馬駅・練馬区で歯科・歯医者をお探しの方はおおたき歯科クリニックまで

毎日の習慣が歯並びに影響?!

日本人は、海外の人に比べて歯への関心が低く矯正治療をする人の割合も少ないといわれています。

しかし、近年では歯並びを気にされる方も増えてきて、特にお子さんの歯並びは子どものうちにきれいにしてあげたいと矯正治療をされる方も多いですね。

歯並びが悪い子どもの割合は年々増えているとされています。

歯並びには、生まれ持った遺伝的要素も関係しますが、それよりも生まれてからの環境要因が影響すると近年の研究では言われています。

日頃の何気ない習慣が、歯並びに影響していることも多いのです。

今回は、歯並びに影響する悪い習慣についてご紹介します!

 

 

歯並びに影響する因子

 

遺伝的要素

歯並びに影響する因子として、生まれ持った遺伝的要素があります。以前は歯並びは遺伝的要素が大きく、顎の大きさや悪い歯並びは生まれ持ったもので仕方がないと考えられていました。歯並びの中で、下顎が前に出る受け口は遺伝的要因が大きいとされています。また、歯の大きさも生まれ持ったものです。

しかし近年では生まれた後のお口周りの環境など、環境要因が顎の発達や歯並びに大きく影響すると考えられています。

 

 

唇や舌の使い方

歯並びは頬や唇、舌が歯を押す力の影響を受けます。お口がいつもぽかんと開いていたり、舌で前歯を押していたり。飲み込むときに舌を前に出す癖があるとお口周りの筋肉のバランスが悪くなります。
また舌の使い方が悪いと、上あごがしっかりと発育せずに小さい顎になり大人の歯が並ばなくなります。
幼少期からのお口周りの筋肉の使い方が、顎の発達や歯並びに影響するのです。

日頃の習慣

日頃の様々な習慣で顎を片側から押したり、歯に対して力がかかると顎が歪んだり、出っ歯や受け口など歯並びが悪くなる原因となります。

このような悪い習慣をなくすことが、良い歯並びのために大切なのです。

 

歯並びに影響する悪い習慣

 

指しゃぶり

指しゃぶりをしていると出っ歯になる、ということを気にされる方は多いですね。しかし、0~1歳くらいまでの指しゃぶりは無理にやめさせる必要はありません。この時期は指しゃぶりをすることで自分の手を確かめたり、お口に様々な刺激を与えることが大切な時期です。赤ちゃんは足の指をしゃぶることもありますね。どんどんさせてあげましょう。

また、指しゃぶりはお子さんの気持ちの安定に大きくかかわっていることも多いため、3歳までの指しゃぶりは無理にやめさせなくてもよいと言われています。指しゃぶりによって一時的に出っ歯になってしまってもその後やめることができ、お口をしっかり閉じることができたら、歯並びは徐々に戻ってきます。

3歳過ぎでも指しゃぶりが続く場合は、なぜ指しゃぶりがよくないかをまずお子さんにわかりやすく説明しましょう。その上で、徐々に指しゃぶりを減らしていけたらよいですね。

 

爪かみ

爪かみも癖になっているお子さんは多いです。爪かみも頻度や噛み方によって歯に力がかかり、歯並びに影響する悪習慣です。

 

 

頬杖

本を読むときやお絵描きをするとき、テレビを見るときなど頬杖が癖になってはいませんか?頬杖をつくことで、顎に一方向からの力がかかります。これによって顎の位置がずれてしまったり、歯が内側に傾いて歯並びが悪くなったりといった影響が出てきます。

お子さんが頬杖をつくときは、まずパパママなど周りの人の習慣を見直しましょう!お子さんはよく見ていて、真似をしていることも多いです。お子さんに歯並びが悪くなる良くない習慣ということを伝えたうえで、良い姿勢を目指したいですね。

 

うつぶせ寝、横向き寝

寝るときにうつ伏せや横向きを好むお子さんも多いですね。仰向けでも寝られて、寝返りでうつ伏せや横向きになるならそれほど心配いらないでしょう。しかし、いつもうつ伏せだったりいつも同じ方向を向いて寝ていると顎や歯に力がかかり、顎が歪んだり歯並びに影響が出る可能性があります。

寝るときはできるだけ仰向けで寝られるように、枕の高さなど寝る環境を整えましょう。

 

口呼吸

口呼吸をしていると、お口ポカンとしていることが多いです。
口の筋肉が緩み、舌の位置も悪くなります。そうすると舌が本来の動きをしなくなり、歯並びに大きな影響が出ます。
顔立ちもへの字口になってしまいます。
また鼻で呼吸すると、鼻毛で異物をキャッチしてくれたり、加湿や温度を上げて外気を体内に入れてくれるので、全身の健康の観点からもとても大切です。

 

歯並びに影響する癖をなくすために

無理に辞めさせるのではなく、なぜ悪いのかを理解する

身に付いた癖を治すことはなかなか大変です。ただやめなさいというだけでやめることは難しいことが多いです。

なぜその癖が良くないのかをお子さん自身がしっかり理解して、やめようという気持ちになってもらうことが何より大切です。

 

プレッシャーをかけすぎない

誰でもプレッシャーをかけられるのは嫌ですよね。怒ったり、強く注意を繰り返してしまうと、逆にスムーズにやめられないことが多いです。

起こるのではなく、本人に気が付いてもらうという意識でいると良いですね。

 

他のものに注意を向ける

やめようと思っても、身に付いた癖は無意識に出てしまうものです。

その時は他の遊びに誘導したり、意識を他のものに向けてあげたりしましょう。

 

まとめ

歯並びは生まれ持った遺伝的要因よりも、成長していく上でお口周りの筋肉の使い方や顎や歯に加わる力などの影響を強く受けることがわかっています。

一つ一つの習慣は小さなことでも、毎日その影響が積み重なることで顎の成長は歯並びに大きな影響が出てきます。

まずはお子さんになぜその習慣がいけないのかを丁寧に説明し、わかってもらうこと。無理やりやめさせるのではなく、納得したうえで悪い習慣を改善していけるといいですね。

もちろん、パパママなど周りの大人の習慣も大切です。子どもは大人のことをよく見ています。普段の姿勢や食事の仕方など、日々の習慣に悪い癖がないか、改めて見直してみましょう!

24時間WEB予約